皆さまから議員任期をいただき、もうすぐ4年目。
今日も卒業式の来賓で地区の中学校へ。
いま、各学校では子ども達や先生も新しい春を迎えるために穏やかな空気が流れています。
一方で、最近は学校に関する相談を受けることも増えています。
当記事では、現場を見て感じてきたことを率直に綴ります。
今、国や自治体では教員の働き方改革を推進していますが、どこの学校でも教員不足の問題を多々耳にします。
成り手不足の根本原因はなんなのでしょうか。
一番はやっぱりお給料でしょうか。
見えない残業も多く、いわゆる「ブラック」と言われることもあります。
吉村知事の「社会保険料、高すぎやろ〜!」という声が、なぜか頭の中で聞こえてくる私っていったい…笑
本当にそれだけでしょうか。
学校の教員たちは、常にある構造の中に置かれています。
少しでも教員という仕事に関心のある方や私と同じように感じられる方がおられるなら、これから述べることを恐れないで読んで欲しいです。
私なりに現場を見ていて感じた1つ目は、記録社会です。
スマートフォンやSNS、保護者同士の情報共有、教育委員会への通報。
教室で起きた出来事は、すぐに外へ広がる時代になりました。
昔は
「教室=先生の裁量の空間」
でした。
しかし今は
「教室=常に誰かに見られている空間」
になっています。
2つ目は、若手教員の経験不足です。
教員歴5年を過ぎると、実は一番難しい時期でもあるのかもしれません。
最初の緊張は抜ける。
しかし、まだ経験が十分に積み上がっているとは言えない。
自己流が出始める。
このタイミングでトラブルが起きるケースは少なくありません。
3つ目は、保護者の不安の増幅です。
「もしかして、うちの子が」
「もしかして、うちの学校でも」
事件報道やSNSの影響で、最悪のケースを想像しやすい社会になっています。
私自身も子を持つ親として、その不安な気持ちが理解できないわけではありません。
また、不登校の児童生徒が年々増えていると言われている現状もあり、学校や教育に対する不安や緊張が社会全体で高まっていることも感じます。
この3つが重なると、先生は
「常に監視されている」
という感覚を持つようになります。
現場では、
「子ども達が監視カメラのように感じる」
という声を耳にすることもあります。
これは決して良い状態ではありません。
教員が防御モードに入っているサインだからです。
防御モードに入った教員は、2つの反応を見せることがあります。

1つは、萎縮型。
子どもに距離を置き、触れない、叱らない。
もう1つは、過敏型。
些細なことにも強く反応し、声が大きくなる。
教員に少しでも原因があれば、学校側には何かしらの説明責任や対応が必要となります。
保護者の不安に向き合うことも重要です。
しかし同時に、学校と保護者の間に不信感が広がりすぎることは、子ども達にとって一番望ましくない状況でもあります。
学校の問題は、先生だけの問題でも、保護者だけの問題でもありません。
社会全体の信頼の問題と私は強く感じます。
子ども達が安心して学校に通える環境を守るために、
学校・保護者・行政それぞれが冷静に役割を果たすことが大切だと感じています。
そして、子ども達が安心できる学校をつくるために、
大人はどのような姿勢で学校と向き合っていくべきなのか。
不信感を広げることではなく、信頼をどう積み重ねていくのか。
本当の意味で教員の働き方改革を実行するなら、その問いを社会全体で考えていく必要があると思います。
自身も教員免許を保持しており、家族にも現役の教員がいます。
また、任期中に文教市民常任委員会の副委員長を2度務めさせて頂いている立場から、学校の現場には様々な事情や背景があることも改めて知りました。
子ども達が安心して学校に通える環境を守るために、
学校・保護者・行政それぞれが冷静に役割を果たすことが大切だと感じています。
私たち大人は、子ども達の前でどのような姿勢を示していけばいいのでしょうか。
議員として、そして保護者として、これからも現場を見ながら丁寧に向き合っていきたいと思います。

- 吹田市議会議員
-
同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業(中高一種教員免許取得・音楽 運転免許あり その他)
社団法人大阪フィルハーモニー協会楽団事務局元職員
結婚を期に関東へ移住しフリーな音楽ライフを満喫しつつ、独学でWebライターや美容と健康のプロ資格も取得。地元コミュニティーを築く中で市政に興味を抱く。2023年、統一地方選挙で初当選!
再び独学で政治経済を学び『人生は挑戦の連続である』ことを体現する二児の母。
今日のできごと2026/3/13学校で今、何が起きているのか
今日のできごと2025/11/15万博の裏側?!吹田で腸呼吸と未来医療スタートアップEVAの物語
今日のできごと2025/7/1北千里駅前再開発-環境アセスって?住民と共につくるまちの未来
今日のできごと2025/6/21選挙前に配れるビラと配れないビラ、境界線はここ!
